
・銀行の振込手数料は高くない?
・毎月振込があるので費用をおさえたい
・振込手数料が値上げされたって本当?
こんな悩みをお持ちの方、いらっしゃるのではないでしょうか?
- FP2級・AFPの資格保有者
- 子持ち会社員世帯への専門アドバイザー
である筆者、FP(ファイナンシャルプランナー)キタムラが銀行振込手数料の現状と手数料をおさえる方法を紹介します。
本記事を読むと、
が分かります。
家計の節約に効果がありますので、ぜひ最後まで読んでいってください。

余計な出費をおさえることができますよ。
それでは本題です。
結論
まず結論です。
銀行振込手数料を安く済ませる方法は次のとおりです。
一番おススメなのは振込手数料が無料のネット銀行を利用することです。
これは文字通り振込手数料が0円になります。
給与支払の銀行が会社から指定されている等、ネット銀行の利用が難しい場合はインターネットバンキングの利用をおススメします。

ネット銀行?インターネットバンキング?どう違うの?
そもそも振込手数料っていくらかかるの?

それぞれ分かりやすく説明しますね。
次章からは振込手数料の現状と、手数料を安く済ませる方法について紹介していきます。
銀行振込手数料の現状
2023年10月に三菱UFJ銀行が振込手数料を改定しました。
これにより窓口やATMでの現金振込などの手数料が値上げに。
そこで、メガバンク3行とゆうちょ銀行の他行あて振込手数料を以下のようにまとめてみました(いずれも2023年10月時点)。




手数料の高いものから「窓口 > ATM > ネット」 という順番です。
窓口は605円~990円。
ATMは165円~880円。
ネットは150円~330円。

窓口利用の金額でランチ代が賄えそうですね。
同じ銀行の口座あてなら上記より安くなる場合が多いようです。
しかし、住宅ローンの支払い、子供の教育資金、親への仕送りなど、他行あてに振り込むケースも多いのではないでしょうか。
1回の振込でもこれだけの手数料がかかるのですから、毎月や複数銀行へ振込している場合はかなりの金額になります。
この手数料分だけで格安スマホが1台契約できそうです笑

この手数料が無料もしくは安く済ませられたらお得だと思いませんか?
次章からはそれらの具体的な方法を紹介します。
手数料を安く済ませる方法
手数料を安く済ませる方法は次の2つです。
ネット銀行を利用する
まず最初に検討すべきはネット銀行の利用です。
ネット銀行とは「実店舗を持たずインターネット上で手続きをする」銀行です。
店舗運営に費用がかからない分、手数料を安くできるようです。
主なネット銀行は下記の通り。
他にも様々なネット銀行がありますが、上記5行は2023年10月時点で手数料を無料にできます。
ただし、給与振込口座に指定する、ステージをあげる、など手数料を無料にするにはクリアすべき条件が各銀行にあります。

利用する前に条件をクリアできるかどうか確認しましょう。
また、ネット銀行は振込手数料だけでなくATM入金・出金手数料も無料なところが多いのも魅力。
とはいえ無料になる回数には制限があったりしますので、こちらも確認が必要です。
インターネットバンキングを利用する
会社の給与支払で銀行が指定されている場合など、ネット銀行を使いたくても使えない場合もあります。
そこで利用したいのがインターネットバンキングです。
インターネットバンキングは、インターネットを利用した銀行などの金融取引のサービスです。オンラインバンキングとも呼ばれることがあります。パソコンだけでなく、携帯電話やスマートフォンなどからも利用できるサービスが多くなっています。
出典:「総務省 インターネットバンキングの仕組み」より抜粋
最近では多くの銀行がインターネットバンキングの利用環境を整えています。

窓口やATMに行かなくても振込ができますので便利ですよ。
しかも窓口やATMと比較し手数料が低いのが特徴。
前述のメガバンク3行、ゆうちょ銀行の手数料表でも最安となっています(ネット=インターネットバンキング)。
普段は利用しなくても、手段として知っておいて損はないでしょう。
ネット銀行のメリット・デメリット
先ほど紹介したネット銀行ですが、利用するにはメリットだけでなくデメリットも把握しておきましょう。
メリット
PC、スマホからインターネット上で手続きできるのは便利です。
日中忙しい方には、24時間365日いつでも利用できる点も助かります(メンテナンス時間は除く)。
低金利時代なので、そこまでのインパクトはありませんが預金金利が通常の銀行と比較し高いこともメリットの1つです。
デメリット

便利なサービスにはデメリットもあるので注意しましょう。
インターネット環境は必須です。
実店舗を持たないため対面で相談もできません。
電話やメール、チャット等で連絡することになります。
振込、引落の口座として使えない場合もありますので注意が必要です。
年金の受け取りができない銀行もありますが、先ほど紹介したネット銀行5行については受け取りができるようです。
下記の通り、日本年金機構のホームページに受け取り可能なネット銀行が記載されています。

まとめ
今回は銀行の振込手数料を安く済ませる方法について紹介しました。
ネット銀行への切り替えは手間がかかりますが、切り替え後は継続して恩恵を受けられます。
手間を惜しんで本来払わなくてよいお金を払うのはもったいないです。

私は「振込手数料は払わないに限る」と考えています。
ぜひ今回紹介した方法を検討してみてください。
世の中の様々なサービスを活用し、便利にお金をかけずに生活していきましょう。
振込手数料を安く済ませることは家計の節約としてもおススメしています。
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それでは!
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